事実は変える事ができる!?知ってました?
皆さんは、起きた事実を後から変える事が
出来るとしたら、どうしますか?
悪い事が起きた時、その事実を良い事に
変える事が出来るとしたら、その力を
手に入れたいと思いませんか?
こんな事が本当にできるのです。
聞きたいですか?・・・・
本当のできるのです。
今日のお話はそんなお話です。
「塞翁が馬」は中国の前漢の時代に
書かれた『淮南子』という書物の中に
ある話が元となってできた故事成語です。
出典元あり
国境のとりでの近くに、運命判断など占い
の術に長けた老人の一家がありました。
ある日飼っていた馬がなぜか突然国境の外、
胡人(北方の異民族)の住むあたりに逃げ
ていってしまいました。
人々が見舞いにやってくるとこの老人は
「今度のことは福を呼び込んでくれるかも
しれんよ」と言います。
それから何か月かして、この逃げた馬が
なんと胡人の飼っている立派な馬を何頭
か引き連れて戻ってきました。
人々がまたやってきて「良かった良かった」
と祝福すると老人は 「これは災いをも
たらすかもしれんよ」と言います。
この老人の家では良馬をたくさん飼って
いたのですが、ある日老人の息子が馬か
ら落ち足の骨を折ってしまいました。
人々が見舞いにやってくるとこの老人は
「今度のことは良いことかもしれんよ」
と言います。
それから一年が過ぎ、胡人が大挙して
国境を越えて侵入してきたので、体の
頑健な男子はみな兵隊にとられてしま
いました。
彼らの多くはこの国境のあたりで戦死
しましたが、老人の息子は足を悪くして
いたため徴兵を免れ、親子ともども命拾
いしたということです。
この物語が故事成語「塞翁が馬」
となりました。
これはどういうことかというと、
起きた事実は解釈でどうにでも変える事
が出来る。という事です。
それが何の意味があるのか?と
思うかもしれませんが・・・笑
この解釈そこが、とても重要な考え方
なのです。
何か問題が起きたからと言って、その事
でいちいちくよくよしていても何も始ま
りはしません。
しかし、このような考え方をして、この
事実を次につなげていく事こそが、現代
の時代にあったやり方進め方と言えます。
時代に移り変わりも世の中の変化ももの
すごいスピードで日進月歩で進んでいる
中で、常に次の成果を求められている
時代において、起きた事一つ一つに一喜
一憂して、悩んでいるような時間はない
のです。
それよりも、その起きた事実の解釈で
前向きに取られ、プラスの力に変える事
がこれからの未来にはとても重要な考え
方だと言われています。
ぜひ、皆さんも、解釈力を高めて、明るい
未来を創り出しつずけて行ってください。
人生経営成功塾
塾長 新井仁士
後書き
「塞翁が馬」という故事成語はしばしば「人間万事塞翁が馬」だ、という使われ方をします。この時の「人間」は「にんげん」ではなく、「じんかん」と読みます。
中国語の“人间”には日本語のような「人」という意味はなく、「人間の住むこの世・世の中・世間」という意味です。この成語の典拠である『淮南子』人間訓の「人間」も「世の中」という意味で「じんかんくん」と読みます。
「人間」という漢字はそもそも「人のいる空間」という意味を表していますから、この言葉が日本に伝わった時なぜ「人」という意味になったのか、そちらの方が実は不思議です。ただこの成語「塞翁が馬」が日本に伝わった時すでにそのズレに気づいていて、そこで「じんかん」と読ませ、「にんげん」とは読まなかったのでしょう。
出典元 http://chugokugo-script.net/koji/saiougauma.html
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